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12-13
お父様! この国の苦難が終わるようにしてください


恨み多い復帰の峠を
それほどまで越えることが難しいとは誰も知らなかったのです。
その道を今までお父様はどれほど往来されたでしょうか。
来られるときは、希望の息子を見いだそうという希望を持って来られ、
帰られるときは、ひどく落胆して行かれるあなたの姿、
何をもって形容し、
どのような言葉で慰労することができるでしょうか。

お父様!
私たちはあなたがこのかわいそうな韓国の民を、
哀れにお思いくださっているということを知りました。
今までは誰も知りませんでしたが、
今私たちは悲惨な歴史過程を通じ、
涙と血の歴史を編んできた倍達民族(=韓民族)の背後に
お父様がおられたということを知りました。
今、私たちは歴史を回顧するとき、
この民族の悲惨な歴史は
お父様の悲惨さを象徴したものであり、
この民族が世界の強国に囲まれて侵略されたのは、
お父様の寂しい立場と似ていたことを思うものです。

お父様がそれを痛嘆なさって
お訪ねになった一国がありましたが、
それはその国に因縁づけられた一人のお方を
祝福なさろうというものであるのを私たちは知っています。
私たちは大韓民国の歴史と因縁づけられた
お父様の心情を中心として、
突撃し得る立場に立ったことが
不幸だと思ったのです。
しかし今、私たちは
それがとても幸いであることを知りましたので、
お父様の前に感謝を申し上げずにはいられません。

この民族は解放以後に
行くべき道を行くことができませんでした。
この民族を代表したキリスト教が責任を果たすことができず、
この民族はいまだに国連に加わることのできない
名のない国です。
ですのでお父様、
この国の苦難が終わるようにしてください。

私たちはお父様の子女でもあり、
この世の国々が
この国に対して頭を下げ得るその日のために、
厳粛な天の密命を受けた
あなたの密使たちでもあることを知らなければなりません。

お父様!
私は五十年の生涯を通して、
死んでもこの民族を捨てられない
運命を持って生まれたということを知りました。
それゆえ、今日まで排斥される道にあっても、
悲しく寂しく悔しい立場にあっても、
かえってお父様をつかんで慰労したのです。
私にそうすることのできるひと時を持てるようにしてくださった
お父様の恩賜に感謝を申し上げながら、
すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーメン。

(一九六九・一〇・四)



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